CLEAN BOXを見かけて、
臭いって冷やせばいいんだって
2019年に初代クリーンボックスがグッドデザイン賞を受賞したのを見かけて、実は冷やすゴミ箱のことは以前から知っていました。僕は釣りが趣味なので、休日は山や川に出かけて魚を釣り、帰宅後は自分で捌いて調理もします。魚の生ゴミって時間が経つとすごく臭うので、内蔵やアラは密閉できるチャック付きのポリ袋に入れていたんですけど、クリーンボックスを見たときに「冷やせばいいんだ!」って。それ以来キッチンの冷凍庫には生ゴミ専用の容器を置いて、そこに入れてゴミの日まで保管するという、自分たちなりの工夫をしていました。ただ、実際にクリーンボックスを使ってみると、生活が変わりましたね。
生ゴミは臭いもだけど
夏は小バエの発生も…
何よりも生ゴミ全般の行き場ができたことがうれしいです。魚の内臓やアラとかは明らかですけど、排水溝に貯まる食事の食べ残しのゴミや、揚げ物の油を拭き取ったキッチンペーパーなど、これまで冷凍庫に入れるほどではなかった生ゴミもどんどん入れて使っています。以前は、生ゴミをキッチンの特定の場所に溜めながら、ある程度集まったタイミングで可燃ゴミとしてまとめていました。都心のマンションだと、24時間ゴミ出しができるところもありますが、自治会で決められた日しか捨てられない地区とかだと、夏場は臭いもだし、それに群がってくる小バエの発生とかも…。クリーンボックスという専用の行き場ができたことで、生活がシンプルになったし、生ゴミのことで、私が夫にとやかく言うことが少なくなりました。
生ゴミ専用と考えると
サイズは十分すぎる
夫婦二人の生活だと、20リットルサイズは十分すぎる容量です。今住んでいる地区では、週に2回ゴミが捨てられます。生ゴミ専用と考えると、可燃ごみは別のゴミ箱に入れているので、むしろもう少し小さくても、キッチン周りのスペース的にはうれしいくらいです。僕たちもプロダクトをデザインしている立場なので、いろいろな理由があるんだろうなとは想像しているのですが、強いて素直に疑問に感じたことを伝えるならば、蓋周りですね。ダンパーヒンジが付いていないので、蓋を持つ手が滑ったりすると勢いそのままにバタンと閉まる。小まめに臭いゴミを入れるようになると、必然的に蓋を開ける回数も増えるので少し気になりました。あと、我が家のキッチンでは横開きのほうが使い勝手がいいなとは思いました。
趣味の釣りで家族に
迷惑をかけたくなかったので
僕の場合は、趣味の釣りで釣ったお魚は自分で捌いて調理もするので、趣味の時間を充実させるために道具にはそれなりにお金をかけます。それは釣り竿もですし、魚をさばく包丁や調理器具もふくめてです。クリーンボックスについても、家電として見るとまだカテゴリーのない製品なので、今の暮らしに必要かの判断がつきにくかったのですが、趣味の道具として見ると、これがあることで、家族への迷惑が減りそうだと。だから自分には必要な道具だと思いました。ただ、2週間一緒に過ごしてみて、今は絶対に手放したくない家電ですね。